慢性肝炎について 

 肝細胞の一部が破壊されて肝臓に炎症が起こる病変を肝炎と云い、
急激におこる急性肝炎と6か月以上続く慢性肝炎に大別出来ます。
主に肝炎ウイルスに感染して起こりますが、薬剤やアルコールが原因になることもあります。
現在、慢性肝炎の約8割の人が肝炎ウイルスを持っており、B型とC型肝炎が多く見られます。
慢性肝炎は急性肝炎に比べ症状が軽く、気づかないまま進行して、癌になる可能性があり、
肝がんの9割がウイルス性肝炎が原因で、ウイルス肝炎が、急性肝炎から
慢性肝炎に、更に肝硬変に進むと、それをもとにして肝がんが生じる事が
明らかになりました。
C型肝炎は急性肝炎のうち60〜80%の人が慢性肝炎に進み、
感染して約30〜40年後に肝がんになる可能性があります。
B型肝炎は成人して感染した場合、急性肝炎を起こしても慢性化することはありませんが、
母子感染の子供の場合には、保菌者となって何年もたってから慢性肝炎を起こし、
肝がんが発症する可能性が出て来ます。
したがって、 B型の場合もC型の場合も、急性肝炎の時にきちんと
治療して慢性化させないとか、
慢性肝炎になっても、肝硬変にならないように注意する必要があります。