医療の公共性と非営利性の理念のもとに情報発信をしています。

お問い合わせはこちらから 078-351-1410

健康情報

  1. ホーム
  2. 健康情報
  3. たばこの問題
  4. 分煙方法について
  • 医療機関の検索
  • 感染症情報
  • 神戸市医師会だより
  • アクセスはこちら
  • 会員コーナー
一般社団法人 神戸市医師会〒650-0016 兵庫県神戸市中央区橘通4-1-20
TEL:078-351-1410
FAX:078-361-4455

たばこの問題

たばこと健康の問題

3.分煙方法について

たばこ煙には粒子状物質(目に見える煙)のみでなく、ガス状の物質(揮発性物質、一酸化炭素など)が含まれ、容易に室内に拡散します。(六畳の部屋で一人が一本のたばこを吸うだけで、空気は危険なレベルまで汚染されます。)
ガス状の物質に対しては、空気清浄機は全く無効です。
有効な分煙方法とは、喫煙室と非喫煙空間を物理的に完全に遮断し、喫煙室には強力な換気扇を設置して屋外に完全に排気する設備を設けることです。
非喫煙場所から喫煙場所の方向に毎秒1m以上の速度の空気の流れを作ることが必要です。厚生労働省は2005年6月1日付で、都道府県に対し、事業所での喫煙対策の推進を求める通知を出しました。
健康増進法施行にもかかわらず、昨年全国の事業所を対象に行った調査では約17%が喫煙対策に取り組んでいなかったからです。
このため、厚労省は通知で

  1. 1)喫煙室の設置や喫煙場所の確保が困難な場合や、喫煙室が設けられていても屋外排気型になっていないなど、十分な対策を講じられない場合には全面禁煙による対策を勧奨する
  2. 2)関係団体との会合や集団指導などの機会に新ガイドラインの周知を図る

などを求めました。