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たばこの問題

たばこと健康の問題

1.FCTC(たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約)

たばこが癌や新生児死亡など多くの重大な疾患の原因であることが科学的に証明されたことから、数年前から急速に世界的なたばこ規制が加速しています。
日本政府も平成16年3月9日に「たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約(WHO Framework Convention on Tobacco Control)(FCTC)」に署名しました。
この条約は国際協力の枠組みのもとに各国が力を合わせてたばこ規制を行うためのものです。
この条約には2005年7月4日現在、EU連合各国、カナダ、オーストラリアなどを含む168カ国が署名しています。そして2005年2月28日条約が発効されました。
この条文には例えば次のようなことが書かれています。

  1. 1)条約発効3年以内にたばこのパッケージの前面50%以上を占める健康警告表示をすること。
  2. 2)5年以内にたばこ広告の禁止または制限。
  3. 3)未成年者喫煙禁止措置の実施、未成年者への販売者の処罰など

です。
この条約は日本国憲法により遵守することが求められますので、今後、我が国では条約に従って、財務省所管の「たばこ事業法」を改廃し、たばこを規制する法律の制定が望まれる状況です。
我々はこのような大きな世界の変化についてまず理解する必要があります。